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雁喰い豆はたっぷりの水に浸し、半日~一晩おいてもどす。
寒さが日増しに強くなってゆきます。今年も残すところ、あと◯日と指折り数えながら焦りを感じる昨今です。年賀状だの大掃除だの、やり残しだらけなのは考えないことにして、今日も朗らかに豆を煮ましょう。タイ料理の味付けを参考に、気分も温まりましょう~♪
表面が平べったい雁喰い豆(別名:黒平豆)は表面に熱が伝わりやすいから、炒めものに向いているのかもしれません。鶏肉と合わせてレモングラスやナンプラーを使ったら、カシューナッツに張り合えそう。
ゴマや古代米や黒豆など黒いものは身体に良いと聞くように、この雁喰い豆も黒さが際立ち、ピリッとした辛味をまとって、こごえがちな身体を元気にしてくれますよ。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
雁喰い豆(黒平豆) | 茹で上がり1カップ |
鶏もも肉 | 200g |
いなきび(もちきび) | 大さじ1 |
サラダ油 | 小さじ2 |
ニンニク | 少々 |
ショウガ | 1かけ |
タカノツメ | 少々 |
レモングラス | 適量 |
ナンプラー | 大さじ1~1.5 |
レモン汁 | 仕上げに、好みで |
雁喰い豆はたっぷりの水に浸し、半日~一晩おいてもどす。
豆のもどし汁ごと鉄鍋に入れ、雁喰い豆を煮る。キッチンペーパーの中心部に切り目を入れ、落とし蓋替わりに使うとムラなく煮え、アクとりにも。弱火で40~60分。途中で湯が減ったら差し湯する。
いなきびは軽く水洗いして、水に30分ほど浸してから5分ほど茹でてザルに上げておく。
鶏肉は食べやすい大きさに切って、ナンプラーと生姜の千切り半分量に浸しておく。
フライパンにサラダ油を引き、ニンンク、千切りにした生姜の半量、タカノツメ、レモングラスを弱火で熱し、香りを立たせる。
鶏皮のついたもも肉を下にしてローストし、表面に程よく火が通ったら隙間に雁喰い豆を入れ、5の香り油と鶏油で炒めるように表面を焼く。焦げないように時々混ぜながら、そのまま10分ほど炒める。
仕上げにナンプラーの残りを回しかけて、茹でておいたいなきびを加えて混ぜ合わせ出来上り。