フェジョンプレットの豚肉煮込み

フェジョンプレットの豚肉煮込み

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.53(2014年7月掲載)

豆好きさん&豆ビギナーさん向けに書いている「豆なレシピ」が、この号で2年目に入りました。1週も欠かさず52週、vol.53は2年目の1回目にあたります。いつも見てくださっている方、たまたまご覧いただいた方、ありがとうございます。2年目も大好きな豆の話しを書きます。よろしくお願い致します。ぴ~す! のどか

ワールドカップブラジル大会にちなみ、ブラジルの国民食である「フェジョアーダ」の作り方が、あちこちで紹介されています。
思うに、本場のフェジョアーダをそのまま再現したら、日本人の口には合わない気がします。だって、ルーツは豚の皮や内臓を豆と共に煮込む料理らしいですから(昔ながらの博多・長浜とんこつラーメンに漂う獣臭が、私はとても苦手でした)。気軽においしく豆料理~♪

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(2~3人分)

フェジョンプレット 1/2カップ
玉ネギ 1玉
豚肉 かたまり、又は角切り200g
肉に少々+小さじ1/2程度
コショウ 少々
粒ガーリック 少々
ブーケガルニ 1袋
サラダ油 小さじ1

作り方

1

フェジョンプレットを水洗いし、たっぷりの水に4時間くらい浸してもどす。

2

もどし水を替え、中火にかけ煮立ったらアクをすくい取りながら、15分ほど固茹でにして火を止める。

3

その間に豚肉を角切りにし、塩、コショウ、粒ガーリックをふる。玉ネギは、粗みじん切りにする。

4

鍋に油をひき、豚肉の表面を焼いて、取り出しておく。

5

肉の油が残る鍋で玉ネギを炒め、しんなりしたら豚肉をもどし、湯切りした豆を加えて少し炒める。

6

水1カップを加え、温まったらブーケガルニを入れて蓋をする。そのまま中火で20分ほど煮る。煮汁が少ないようであれば水を足す。

7

塩、コショウで調味。好みでローズマリーを加えてもOK。

ひとくちメモ

  • このくらいの煮込み時間だと、豆がやわ過ぎずキリッとした状態です。煮くずれてトロミのあるのが好きな方は、8のあと更に20~30分煮てください。
  • 残ったら翌日に再加熱すると「明日のカレー」みたいに味がマイルドになります。
  • 豚肉はもも肉を使いました。お好みで脂身の多い部位などに変えてもOKです。本場の味を試したい方は、豚皮をお使いください。なかなか市販されていないので、ネット検索で購入するのが早いと思います。その際はレビューを確認し、「毛が残っていない」と書かれたものを選ばれるのが賢いと思います。

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