大手亡のビシソワーズ風

大手亡のビシソワーズ風

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.4(2013年7月掲載)

「大手亡」豆を使った4品目、本当は手亡豆の王道「白あん」にしようと試みましたが、この季節の手亡豆は皮がひねて厚くなり、モサモサしたあんこに‥‥。
こしあんにすれば良いのだろうけど、それだと豆の栄養を半分放棄することになってしまう。何より、大吟醸的な使い方をするのは、豆の生産者さんに申し訳ない。そこでヒラメイタのが、このスープです。

ゴメン、はっきり言って「おいしい」です。豆好きが喜ぶ「豆なスープ」だと思います。温かければポタージュ風、冷たくしてビシソワーズ風の仕上がりになります。作り方は超カンタン。豆な男子もマメではない女子も、どうぞ、お試しあれ!

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(4~5人分)

大手亡 100g
豆の煮汁 50cc
牛乳 200cc
少々
コショウ 好みで少々
オリーブオイル 好みで少々

作り方

1

手亡豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩(8時間以上)おく。そのまま中火にかけ、アクが浮いてきたら丁寧にすくい取りながら煮くずれるくらいまで煮る(目安は1時間くらい)。豆をザルにあけ、煮汁はとっておく。

2

茹でた手亡豆と、分量程度の煮汁をミキサーにかけ、細かくする。粒が残らず、しかしザラつき感が残るくらいが目安。

3

2を鍋に移し、牛乳を加えて温める。

4

塩を加えて調味する。ホットの状態でやや塩味が強くても、冷ますとちょうどよく感じるので、食べるときの温度を考えて味を調える。盛り付け時に、好みで少量の黒コショウとオリーブオイルを。

ひとくちメモ

  • とてもシンプルなスープですから、好き嫌いがはっきり分かれます。苦手な人はゴメンナサイ。豆の味がしっかりします。盛り付け時、大きな器より小ぶりなものに少量のほうが、おいしいままの余韻が残ると思います。
  • 熱いまま、常温に冷まして、冷蔵庫で冷たくして、好みでいずれでもイケルと私は思います。
  • 「もっとコクがほしい」と感じたら、スライスした玉ネギをバター炒めてミキサーにかけたものを加えても。市販のコンソメを1個加えるのもアリ。

いんげん豆一覧

いんげん豆のレシピ

大手亡入りラタトゥイユ

大手亡入りラタトゥイユ

大手亡とスモークサーモンのマリネ

大手亡とスモークサーモンのマリネ

大手亡入り野菜スープ

大手亡入り野菜スープ

大手亡のビシソワーズ風

もっと見る