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手亡豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩(8時間以上)おく。そのまま中火にかけ、アクが浮いてきたらすくい取る。中弱火で20~30分ほどゆでる。野菜類と共に煮るので、かた茹ででOK。
その昔、パトリス・ジュリアンに憧れました。モロッコ生まれのフランス人、彼の本に載っていた「いんげん豆のクリームスープ」は、まるで「あちらさん」の食べ物そのもの。フランスの「ココス」という小粒のいんげん豆が使われていました。
本が発刊された1998年当時、私は「ココス」はもちろん、その代わりになる豆が日本に存在するとは、思いもしませんでした。今なら出来上り写真を見ただけで「手亡豆でいけるやん」と、わかるのに‥‥
このレシピは、パトリス・ジュリアンのものではなく、我が家の冷蔵庫レシピで作りました。みなさんも、冷蔵庫に今日ある野菜を使って好きにアレンジしてみてください。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
大手亡 | 1/2カップ(乾燥約1/4カップ) |
玉ネギ(みじん切り) | 1/4個 |
ベーコン(5ミリ幅にカット) | 2枚 |
人参(さいの目切り) | 約5cm分 |
大根(さいの目切り) | 約2cm分 |
塩コショウ | 適量 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
粒ガーリック | 少々 |
手亡豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩(8時間以上)おく。そのまま中火にかけ、アクが浮いてきたらすくい取る。中弱火で20~30分ほどゆでる。野菜類と共に煮るので、かた茹ででOK。
鍋に粒ガーリックとオリーブオイルを入れ、弱火で香りを立たせたら、みじん玉ネギを入れてキツネ色になるまで炒める。
ベーコン、人参も軽く炒めて、水400cc(分量外)を加え、蓋をして中強火で熱する。沸騰したら火を弱め、茹でておいた手亡豆と大根を加え、15分ほど煮る。
塩コショウで調味し、野菜と豆の茹で加減を確かめる。大丈夫であれば火を止めて出来上がり。