スフレオムレツの大福豆フロマージュソース添え

スフレオムレツの大福豆フロマージュソース添え

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.71(2014年11月掲載)

9月と10月に上京し、楽しみにしてたスフレオムレツの店に2回足を運んだものの、2回とも間が悪くて食べず終い。ずっと気になっていたので、かつての「dancyu たまご料理大特集」2010年5月号を引っ張り出してきました。
スフレオムレツは、フランス・モンサンミッシェルの名物料理なのだとか。平野由希子さんのレシピで、私は何回か作りました。そしてこの度、スフレオムレツに合う大福豆のソースを考えました。

大福豆は、いつもより軟らかめに茹でておくのが良いかと思います。玉ネギ、ベーコン、チーズに牛乳‥‥、あくまでベーシックにまとめます。主役は卵。腰の強いメレンゲで作るふわふわオムレツを引き立てる豆のソース。ゆるめに溶いたら、このままスープとしてもいただけます。ふわふわオムレツを食べる表情に、「大福」と名のつく豆が似合います。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(2人分)

ソース

大福豆 茹でたもの1/2カップ
玉ネギ 1/2個
ベーコン 4枚
ナチュラルチーズ 30g
牛乳 50cc
オリーブオイル 小さじ1
小さじ1/4~
黒コショウ お好みで

スフレオムレツ

1個
バター 小さじ1

作り方

1

大福豆を水洗いし、たっぷりの水に半日ほど浸してもどす。

2

豆と水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら中弱火で40分ほど煮る。途中アクが浮いてきたら丁寧にすくい取り、湯が減ったら水を足し加える。

3

玉ネギは粗みじん切り、ベーコンは1cm幅に切っておく。

4

鍋にオリーブオイルを入れて温め、玉ネギとベーコンを炒める。

5

茹でておいた豆を加えて炒め、チーズと牛乳も加える。焦げないように気をつけてチーズと牛乳が馴染むまで少し煮込む。

6

スフレオムレツを作る。卵黄と卵白を別のボウルに分け、卵白を泡立て器でツノが立つくらいまで泡立てる。

7

卵黄を溶きほぐした中に、メレンゲの1/3量を加えて泡立て器で軽く混ぜ合わせる。

8

残りのメレンゲをゴムベラで7に加え、泡が消えないようさっくり混ぜ合わせる。

9

フライパンにバターを熱し弱火にする。8のメレンゲを広げ、フライパンの端のほうまでゴムベラでのばし、蓋をして焼く。

10

焦がさないよう1~2分。メレンゲの表面が乾いてきて、底の面に程よく焼き色がついてきたらフライ返しで半分に折る。5のソースを添えて皿に盛りつけ完成。

ひとくちメモ

  • 大福豆フロマージュソースは、手亡豆でもおいしくできます。チーズと牛乳の替わりに、トマト缶を使ってトマトソースにしてもOKです。
  • スフレオムレツがふわふわになるよう、泡立ててから焼くまでを素早く行い、焼けたら時間をおかずに食べるのがおすすめです。

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