紅しぼりの「おにぎらず」

紅しぼりの「おにぎらず」

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.85(2015年2月掲載)

朝のテレビ番組で視た「おにぎらず」、子どもたちがモリモリおいしそうに頬張ってて「いいなぁ、豆を使ってできないかなぁ」と考えました。そして思いついたのがコレ。
でも、ごめんなさい。紅しぼりである必要性は、さほどありません。せっかくの模様もおそらく、ほとんどわかりません。しかし、紅しぼりレシピを考えている時期と「おにぎらず」を知った時期が重なって思いついた「出合いものレシピ」です。

紅しぼりを入れて牛肉の佃煮味にした具をゴハンに挟んで海苔で巻く、豆好きが考案した「おにぎらず」。白ごはんの風味をアップするため、ゴマ油を入れてごはんを炊きました。おにぎりみたいに握らないおにぎらずは、ふっくらごはんが身上です。ラップに包んだままカットすると、食べるときに崩れ落ちることなく、手も汚れません。おいしいよぉ~(^_^)

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(2~3人分)

紅しぼり 茹で上がり1カップ
牛薄切り肉 100g
玉ネギ 1/4個
だし汁・酒・醤油・みりん 適量
生姜 1カケ
粉山椒 少々
焼海苔 3枚
サラダ菜 3枚
ごはん 軽く1合分
ごま油 小さじ1
白ごま 小さじ1

作り方

1

豆はたっぷりの水に浸けて半日~一晩ほどおく。きれいに戻ったら、やわらかめの水煮にしておく。

2

うるち米1合分の水加減をして、ゴマ油を入れてごはんを炊く。

3

玉ネギは薄くスライスする。牛肉は食べやすい大きさに切る。生姜は細かく刻む。

4

鍋に油を引き、玉ネギを炒め、牛肉を加えて炒め合わせる。肉に火が通ったら、水切りした紅しぼりを加えて熱し、だし汁、酒、醤油、みりんで味を調える。

5

ごはんが炊き上がったら白ごまを振り、切るように混ぜ合わせる。

6

ラップの上に焼き海苔を敷く。そこに1合の1/6程度の白ゴマごはんをのせ、サラダ菜を敷いて、4の紅しぼりと牛肉煮を挟めるくらい置く。

7

6の上にも、1合の1/6程度の白ゴマごはんをのせ、海苔を両端から真ん中に折り、上下も真ん中に折って、下に敷いていたラップで包む。同じように、もう2個も包む。

8

そのまま少しおいて、海苔がごはんの湯気でしっとりしてきたら、包丁で半分に切って盛りつける。

ひとくちメモ

  • 豆は紅しぼり以外に、金時豆や虎豆、レッドキドニー、大福豆などでもおいしくできます。
  • 「おにぎらず」の中身は、けっこう何でも合います。好きにアレンジして楽しんでください。

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