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ひよこ豆を水洗いし、たっぷりの水に一晩~半日浸けて戻す。
「ひよこ豆」を最初に見つけたのは、かれこれ10年以上前。「ガルバンゾー」の表記を、私は「ガンバルゾー」と読み違え、「なんてステキな豆だろう!○○さんに教えてあげよう」と即買いしました。料理の仕方どころか、水に戻すことすらわからなかった頃です。
外国では「ガルバンゾー」の名で通っているひよこ豆、私にとっては、誰かを応援したいとき、元気づけたいときに使いたくなる豆なのです。
その形がひよこの頭とくちばしに似ていることから、ひよこ豆の名がついたそうです。茹でたてのひよこ豆はホクホクして、まるで栗のよう。煮くずれしにくい豆なので、本来はビギナーさんにおすすめの豆です。
今回はひよこ豆を、あえて長茹でにして潰し、マッシュオムレツにしてみました。本当はファラフェルを作るつもりで始めたのに‥‥とんこつスープがラーメン屋さんの“うっかり”から誕生したように、未完成のファラフェルは、オムレツの具材として不死鳥のごとくよみがえったのでした。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
ひよこ豆 | 1/2カップ |
玉ネギみじん切り | 1/4個 |
コーン | 大さじ2 |
ニンニクみじん切り | 1/4かけ |
パセリみじん切り | 小さじ1 |
クミン | 小さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/4 |
粗挽き黒コショウ | 少々 |
卵 | 4個 |
牛乳 | 大さじ3 |
ブロッコリーやレタスなど付け合せ野菜 | お好みで |
ひよこ豆を水洗いし、たっぷりの水に一晩~半日浸けて戻す。
豆と水を鍋に入れて火にかけ、沸騰してアクが浮いてきたらすくい取り、中火で30分ほど茹でる。
茹でた豆をザルにあげて湯切りし、ボウルに入れてマッシャーやすりこぎなどでつぶす。温かいうちに塩、コショウ、クミンシードを混ぜ合わせる。
玉ネギをみじん切りにする。フライパンにサラダ油を引いて玉ネギを炒め、火が通ってきたら挽き肉を加えて炒める。