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赤えんどうを水洗いし、たっぷりの水に半日~一晩浸してもどす。
赤えんどうを説明するとき「みつ豆に入っている豆」と説明することが多いのですが、あんみつや豆かんてんなどの甘味にも見られるように、私には甘くして食べるイメージしかありませんでした。
その概念を打ち砕いてくれたのが、このレシピの原型となっている師匠のレシピ。「赤えんどうと手羽元の煮込み」の名で、クローブも使われる絶品です。
「絶品レシピ」から意図的にクローブを抜いたのは、その味を苦手とする男子とお子様が多いから。かつて、せっかく作って食べ終わったとき妙な顔をされた原因を突き詰めたら、クローブでした。私はクローブ入りのほうが好きですが、一般受けする味に調整し、手順も少し変えました。「豆なレシピ」を下敷きに、各ご家庭の味に変えていってください。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
赤えんどう | 乾燥1/2カップ |
鶏もも肉 | 250g |
玉ネギ | 1個 |
粒ガーリック | 少々 |
生姜 | 5スライスほど |
オリーブ油 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/2~ |
粗挽き黒コショウ | 適量 |
ローリエ | 1枚 |
赤えんどうを水洗いし、たっぷりの水に半日~一晩浸してもどす。
豆と水を鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら茹で汁を捨てる。たっぷりの新しい水と豆を鍋に入れ、途中アク取りをしながら中弱火で30分~1時間ほど煮る。新豆は30分ほどでOK。
鶏肉は食べやすい大きさにカットして塩、コショウ、粒ガーリックをふる。玉ネギは1cm角程度にカットし、生姜はみじん切りに。
鍋にオリーブ油を引いて熱し、鶏肉を皮側から弱火で時間をかけてカリカリするくらいまで焼いて、表面全体が焼けたら取り出す。
オリーブ油に鶏油(チーユ)が出た状態で玉ネギを炒める。
みじん生姜も加えて炒め、玉ネギがアメ色になったら、鶏肉と茹でておいた赤えんどうを加える。水を1カップほど加え、ローリエを入れて蓋をして煮る。
中弱火で約20分ほど煮たら軽く混ぜて、味をみる。塩、コショウで調味したら出来上り。