赤えんどう入りヨーグルトケーキ

赤えんどう入りヨーグルトケーキ

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.64(2014年9月掲載)

赤えんどうを使った食べ物と言われて、真っ先に私の頭に浮かぶのは京都・出町ふたばの「豆餅」です。うっすら塩味のお餅の中に赤えんどう豆がボコボコ入ってて、中のこし餡とのバランスで、餅も豆もあんこも美味しい「ふたば」の看板商品です。
洋菓子でもそんなことができないかな、と思ってやってみました。市販のヨーグルトやミックス粉を使った、お手軽レシピです。

これまでの経験から、赤えんどう(豆類)は直接フライパンに接したり、オーブンの熱に当たったりしないほうが良いみたいです。直接、熱に接した箇所はカピカピに固くなります。ゆえに生地の中に混ぜて焼くヨーグルトケーキへの新規参入となりました。
焼き立ての豆はホクホクしてます。常温に冷まして冷蔵庫に寝かせると、みつ豆の豆みたいな食感に。赤えんどうって温度の影響を受けやすい豆なんですね。

レシピ担当/五木のどか

豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

材料(4~6人分)

赤えんどう 茹で上がり1/2カップ
プレーンヨーグルト 250g
ホットケーキミックス 70g
グラニュー糖 大さじ2(好みで加減)
1個
サラダ油 大さじ1と1/2

作り方

1

赤えんどうを水洗いし、たっぷりの水に半日~1晩浸してもどす。季節が過ぎてきたら、やや長めに水に浸してもどす。

2

豆と水を鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら茹で汁を捨てる。たっぷりの新しい水と豆を鍋に入れ、途中アク取りをしながら中弱火で30分~1時間ほど煮る。新豆は30分ほどでOK。

3

材料をそれぞれ計っておく。

4

ボウルにヨーグルトを入れ、グラニュー糖を加え、ホットケーキミックスをふるいながら入れる。

5

全卵をほぐして4のボウルに加え、サラダ油も加えて泡立て器で軽く混ぜ合わせる。

6

茹でておいた赤えんどうを水切りして5に加え、さっくりと混ぜ合わせる。

7

材料をケーキの焼き型(ここではテフロン加工の鍋使用)に入れる。薄く油を引いて粉を振るっておくと、型から出しやすいです。180℃に予熱しておいたオーブンで約40~50分焼く。

8

焼き上がりに竹串をさして、くっついてこなければOK。型から出して、網などにとって冷ます。適度に冷めたらカットして、好みのデコレーションを。

ひとくちメモ

  • 赤えんどうの代わりに、やや甘めに煮た白小豆や小豆を入れても美味しいと思います。その際は、グラニュー糖の量を加減してください。
  • 赤えんどうは、塩茹でにしておいても美味しいと思います。さっぱりしたヨーグルトの風味と塩えんどうのバランスを楽しんでください。

えんどう一覧

えんどうのレシピ

青えんどうのコンフィチュール クレープ添え

青えんどうのコンフィチュール クレープ添え

青えんどうとクスクスのサラダ

青えんどうとクスクスのサラダ

青えんどうとじゃがいもカレー

青えんどうとじゃがいもカレー

青えんどうシェイク

もっと見る