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米を洗ってザルにあげ、30分ほどおいておく。
私のふるさと・福岡県八女市は、竹の子の産地としても知られています。春は竹の子、秋はみかんを山のようにいただいて、家で買うことはありませんでした。
この季節、母がよく作ってくれた竹の子ごはんには、油揚げや鶏肉が入っていたけど、私のは「豆入り」がご愛嬌。せっかくなので、紅大豆で色気を出そうと考えました。
「紅大豆」の名は、山形県の県花が「紅花」であることから付けられたそうです。紅花と言えば、紅花染めの原料にも使われます。炊飯器のふたを開け、うす紅色に色づいた炊き込みごはんを見たら、いつかは欲しい紅花染めの着物が浮かびました。。。
紅大豆は、黒豆や大豆で作る炊き込み御飯と同様に、初めに煎ってから使います。お花見ごはんにも似合いそう‥‥。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
紅大豆 | 大さじ3 |
油揚げ | 6cm×10cmくらい(約30g) |
竹の子 | 約50g |
うるち米 | 2合 |
水 | 2合の水加減分+大さじ2 |
醤油 | 小さじ1+1/2 |
酒 | 小さじ1+1/2 |
塩 | 小さじ1~ |
木の芽 | 適量 |
米を洗ってザルにあげ、30分ほどおいておく。
紅大豆を水洗いし、フライパンで乾煎りする。中火で転がしながら、豆の皮が弾けてうっすら焦げ目が付き始めるくらいで火を止める。
油揚げは3cmくらいの長さに切って、細切りに。竹の子は食べやすい大きさの薄切りにしておく。
炊飯器にいつもの米2合分で水加減をする。そこに油揚げ、竹の子、煎った紅大豆を入れ、大豆の分量の水分を足す(水、醤油、酒)。軽くかき混ぜて、炊飯器で炊く(炊き込み御飯モードなどがあれば、そこにセット)。
炊き上がったら10分ほど蒸らしてから、軽くかき混ぜる。器によそい、木の芽をかざる。