すずやのメルマガ
節分の写真用に煎り大豆を作っていた時のこと。
豆を焦がさないように神経を尖らせながら煎っていると、
スタッフの一人が「美味しそうですねぇ」と覗き込んできました。
木べらを通して伝わる豆の感触から、
まだ水分が飛んでいない半生状態なのは明らかです。
まったく気楽なもんだぜ‥と思いながら、
「それじゃ(マズイけど)食べてみる?」と一粒渡してみました。
しかし予想に反して美味しいとの高評価。
別のスタッフにも「こっちの方が好き」と言われる始末です。
さてはグルになってハメる気だな、と思いつつ僕も食べてみると、
程よい歯切れや香りがギンナンみたいで旨いのなんの。
スタッフのみんな、疑ってごめんよ。
残念ながら冷めると食べられたものではありませんでしたが、2週間たった今でもあの味が忘れられません、店長の杉山です。