卸町店長の千葉です。
前回は、社員食堂の改善に取り掛かった大手企業の食の拘りについて、「粗食のすすめ」の作者が感心された話についてふれましたが、きちんと健康を気づかった昼飯をとっているのとは逆にお粗末になっている夕飯について苦言をしている記事がありましたので、その事に今回ふれてみようかと思います。
サラリーマンの貧しすぎる夕食と題して書かれた記事がありました。その中によると、今、朝食にパンを食べる人が増えてきている。朝、ぎりぎりまで寝ていて出社する為、短時間で手軽に食べれると言う事など理由はさまざまなようですが、しかし、一番の主だった要因は、朝起きても空腹感がないためではないかと作者は述べております。
都市部を中心とした外資系企業の進出や新世代の新たな企業が誕生し、それに携わる下請け・孫請けする中小企業が増えてきて、遅くまで仕事をせざる得ない状況のサラリーマンが出てきてしまっているのではないかと・・・
その為、帰宅時間が遅くなりそれから食事をするのが夜の9時・10時と言う事があたり前になってきているのが現状だと作者は述べています。 因みに、これはあくまでも都市部に働くサラリーマンの場合として書かれております。
遅くに夕飯と言うより晩飯になるので、朝起きてからのご飯では重いと
言う具合になる為にパンの様な軽食になっている場合が多い様に見られますね。本来の夕食の時間には何を食べているのでしょう?
社員食堂の調った企業にお勤めの方でしたら12時・1時にはちゃんと食事をとりますので規定の終業時間までには空腹になり残業し退社するまでの間に空腹ではけしていられないはずです。本来の夕食時間には何を食しているかと調べてみると若い女性社員の方々は、簡単につまめるお菓子類で間に合わせているそうです。男性社員になると「何も食べてはいない」と言う答えが返ってきてるそうです。
しかし、作者は、男性社員の食事を取らない事に眼を向け「飲み物等の水分は補給していませんか」の問いに対して返ってきた答えが「缶コーヒー」と言うのが大半だったとの事でした。
缶コーヒーを飲むと言う行為に作者は、食事を取らないと言っている男
性社員は無意識のまま缶コーヒーと言うソフトドリンクで、カロリーを補
っていると指摘しておりました。たしかに、普段、我々が無意識で飲んで
いる缶コーヒー等のソフトドリンクには多かれ少なかれ糖分が含まれているのでたとえ空腹にあっても僅かなカロリーを摂取している事になるのを見逃してしまっている事に気づいていない事を・・・
作者は、こうも指摘されています。自宅に帰ってから食べるのは夜食で夕飯は缶コーヒー1~2本だけ、これほど貧しい食生活が或ものでしょうか、夕飯が砂糖水では糖尿病が増えるのがあたりまえだと!
仕事が長引く時は、夕方の6時以降にお腹が空いたら糖分の含まれていない緑茶・麦茶・ウーロン茶等のソフトドリンクにして、何か食したい時には、コンビニ等で売られているおにぎりや手巻き寿司かいなり寿司等の主食となるご飯物を買って食べ下さい。疲れててどうしても甘い物が欲しい時はドライフルーツ等の自然な甘みのある物を食べて下さいと言われております。帰宅されてから食事をされる時は、夕飯ではなく夜食になっているのでご家族の方が用意された物から淡白なおかずや野菜料理だけを食するとか、お茶漬け等の軽いもので終わらせた方が身体の為だと作者は述べていました。
たしかに、作者の指摘されている通りだと痛感いたします。
自分も前職の頃、仕事が長引いて帰りが遅くなったりした時には会社の仲間と会社の側の居酒屋などに行って酒を飲みながら食事をするなどと言う事も多数ありました。遅い時間に脂っこい揚げ物やアルコールなどをお腹に流し込んで時間になれば帰宅して睡眠をとり、朝に起きた時には遅くにとった食事の所為で朝の空腹間はなくそのまま出社すると言う生活をしていましたね・・・
結局、朝飯がお座成り状態で昼飯をきちんと摂っても夜には不規則な食事のとり方をしているから身体が悲鳴を上げている事に気づかずに生活をしているのが現代のサラリーマンの現状なんでしょうね・・・
そして最後に、作者はこう述べております。夜おそい時間に腹一杯食べてしまうと就寝時間もずれて来て翌朝起きた時の朝飯も美味しく食べれななります。夕飯と夜食の区別のつきずらい今だから、サラリーマンやOLの方々は食に対する工夫が必要だと・・・
仕事が長引く時には、無理な形で空腹を満たすよりもきちんとした形で
空腹を満たして、遅く帰宅したらお腹に優しい形で夜食を摂取するのが規則正しい生活のあり方で生活習慣病に掛らない為にやらなければならない事に眼を向ける事が現代を生きるサラリーマンの形であると言う事を肝に銘じておきたいですね。