えごま(荏胡麻)を扱うことになりました

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雑穀エキスパートの講義や勉強を通して、いろいろな雑穀に
興味を持つことができました、店長の杉山です。
ところがその中で、うちで扱っているのに名前の出てこない
雑穀がありました。「えごま(荏胡麻)」です。

まぁゴマの仲間だし、雑穀協会としてはあまり重要視していない
という所でしょうが、おかげで僕も長い間えごまに興味を
持つことができませんでした。お米と一緒に炊けないし‥(-_-

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しかし今回、新たに「白えごま」を扱うことになったので
色々と調べてみたところ、このまま放っておくには勿体ない
栄養を豊富に含んでいることが分かりました!

・‥…━◆ 必要なのに不足しているα-リノレン酸 ◆━…・・・

えごまに豊富に含まれるα-リノレン酸は、体内で作ることが
できず、食べ物から摂り入れる必要があることから、
「必須脂肪酸」と呼ばれている栄養素の一種です。

欧米食が普及した現代人にとってα-リノレン酸は不足しがちな
栄養ですが、アレルギー反応を抑える働きがあり、
学習能力や視力の向上、また動脈硬化や発ガン予防にも効果が

ある非常に優れた物質なんです!

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必須脂肪酸にはもう一つ「リノール酸」もありますが、
現代の食生活では摂り過ぎることが多くなり、
これが原因で肥満やアレルギー体質に繋がるとのこと。

正反対の特徴を持つ両者ですが、どちらも必須の栄養なので
バランス良く摂取することが大事です。
リノール酸を減らしα-リノレン酸を多く摂取するために、
えごまは非常に有用な雑穀だったのです!

・‥…━◆ どうやって食べればいいの? ◆━…・・・

えごまは水洗いして乾燥した「洗いゴマ」状態なので、
フライパンで炒って香りを出してから、ご飯やサラダに
ふりかけたり、すって野菜と和える、薬味にするなど、
まさにゴマのように使うことができます。

また、「お米と炊けない雑穀なんて‥」と思ってましたが、
お米と一緒に炊く「えめし」という食べ方もありました!
さっそくお米1合に大さじ1の分量で炊いてみた感想は‥

お茶のような香りとシャリシャリとした歯応えが、
黒アマランサスにも通じる上級者向けを感じさせます(^^;
早く食べたくて浸水しなかったからですかね~。

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えめしは微妙でしたが、炒ったえごまは何にでも合いました。
香ばしい香りやプチプチとした歯応えが料理のアクセントにも
なるので、ふりかけの容器に入れて常備しようと思います。

ちなみに、白えごまは黒えごまと比べると種皮が厚めで、
油分は若干少ないとのこと。
料理の種類や色合いに合わせて使い分けできそうですね。

不足しがちな必須脂肪酸のα-リノレン酸を豊富に含み、
一度炒っておけば、食べたい時にすぐ使えるえごま。
僕の中で雑穀の新しいスタンダードになりそうです!

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えごま

岩手県産 白えごま、岩手県産 黒えごま

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