卸町店長の千葉です。
新緑に彩られた、5月も後僅かですね。光陰、矢の如しと言いますがまさに月日の経つのが早く感じる今日この頃です。さて、「粗食のすすめ」から色々と話題を拾い集めてきましたけれど、この話題もいよいよ最終を迎えようかなと思っています。最後の話題は、作者がお勧めしている理想の食事スタイルにて話をまとめていきたいと思う所存です。
「粗食のすすめ」の中で作者が理想の食事について述べられている中に、食事の改善10ヶ条を上げております。1.ご飯をしっかり食べる 2.発酵食品を食べる事を習慣づける 3.パン食はさける 4.ソフトドリンクでカロリー摂取をしない 5.未精米のご飯を食べる 6.副食に添えるのは季節の野菜を中心とする 7.動物性タンパク質は魚介類を中心に 8.砂糖・油脂の過剰摂取は避ける事 9.出来る限り安全な食品を選ぶ事 10.食事はゆっくりよく噛んですること
以上の10ヶ条を作者は述べています。
それでは、どの様に改善するか具体的に上げたいとの事・・・
ご飯は、食生活の土台ですので、しっかり摂る事が大事です。ご飯を主食に置けば、副食が適切にとれ、野菜・魚介類等が多い食事になります。ご飯を少なくすると甘い飲み物や、お菓子に手を出してしまうと作者は言ってます。みそ汁・漬物・納豆などの発酵食品を常に食べる事を習慣づけておく事により有用な微生物が体内に入り元気な身体作りに役に立ちます。パンの常食は避けて下さい、パンは良く選ばないと砂糖や油脂の多いお菓子類と何の代わりもないし、食品添加物の心配があり、副食になるのもサラダ・野菜炒め・スクランブルエッグ等のたまご料理になり油脂の摂取が多くなってしまうので、もしパンを食するなら週1回に留めておいて下さい。糖類の含まれている炭酸飲料や清涼飲料水及びスポーツ飲料に乳酸菌飲料の摂取はやめて、糖類のないお茶類に水で喉の渇きをとる様に。ご飯は、玄米や発芽米に分突き米(3分・5分・7分)のお米にひえやあわ・きび等の雑穀を入れたのを食べるように心がけて下さい。その時採れた旬の野菜・海草・いも類を中心とし、動物性タンパク質よりも多めに摂取する事。その旬の魚介類を中心とした動物性タンパク質や卵などを摂取し、肉・食肉加工品・乳製品を極力減らしましょう。加糖な食品や油脂などを極力摂らないで、てんぷら・フライ・スナック菓子を減らしましょう。食材は出来るだけ安全な物を選ぶ事とし、基本になる味噌や調味料は良いものを選びましょう。そして、食事は焦らずゆっくりと噛んで食べる習慣を身に付けましょう。
以上が、作者の心がけるべき事と書かれていました。
次のことを踏まえて作者が食卓に並ぶ理想の献立についても書かれています。
主食をご飯とし(主食5)野菜・海草・いも類を副菜にし(副菜3)豆・種実の小鉢物(豆類1)に動物性タンパク質(魚介類・卵1)の割合を提言しています。しかしこれは厳密な量を示すのではなく、あくまでもアバウトな感覚の割合だそうです。調理するうえで食材を並べた時や出来上がった料理を食卓に並べた時にこの割合になっているか、その程度に考えればいいとの事です。厳しく考えすぎるとストレスの原因になるので、食事は楽しくないといけないのでそうなったら本末転倒だと言っております。
作者は、あくまでもゆったりと構えて実行する事を望んでいます。
「粗食のすすめ」の作者が理想とする食事の正しい取り方についての考えは、奥が深くまだまだ話たりない所がありますので次回に理想な食事のメニューなどにふれて話していきたいと思います。