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粘りが少なく、口の中でほぐれるあっさりとした食感。
噛めば噛むほどうまさがにじみ出る米、ササニシキ。
「東の横綱ササニシキ、西の横綱コシヒカリ」と謳われるほど、
かつては人気を二分するお米でした。
しかし食の欧米化に伴い、和食の淡い味を引き立てるササニシキ
から、洋食の濃い味付けに負けない、モチモチとしたコシヒカリ
系のお米にシフトしていくことになりました。
今では全国の作付比率にして0.7%、しかも栽培が難しいなどの
理由も重なり、出荷量は減少の一途を辿っています。
商売用にひとめぼれやコシヒカリを作っている農家でも、
自家用にはササニシキを栽培している方が少なくないそうです。
栽培が難しいので、手懸けている農家は必然的に技術の高さが
裏付けられることになります。
プロに選ばれる孤高の品種、それがササニシキなのです!