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小豆を水洗いし、一晩水に浸しておく。小豆を浸しておいた水と共に鍋に入れ、強火にかける。鍋の水が沸騰したら茹でこぼし(渋切り)、新しい水を加えて中火にかける。
「へっちょこ」ってご存知ですか?青森県二戸の郷土食であることを、とある雑誌で見知って以来、作ってみたいと思っていました。小豆マンスの締めくくりに作ってみることに‥‥。
「タカキビ団子が入ったぜんざい」が二戸流。団子の真ん中をへこませるのが秘訣だそう。へこんだ様子がヘソと似ているから「へっちょこ」なのだとか。また、農作業で苦労(へっちょ)したことを労う意味もあるそうです。
レシピ研究中に「へっちょこ」を牛乳と合わせるアレンジを思いつきました。名付けて「へっちょこ小豆ミルク」、やさしい甘さで食べやすいです。
小豆を茹でて「ゆるゆるあんこ」を作るイメージでぜんざいを作り、牛乳で割って団子を浮かべる和スイーツ。おうちカフェに似合いそうな簡単レシピです。
たかきび粉が手に入りにくいときは、寒晒粉や白玉粉で「へっちょこ団子」を作って、浮かべてください。
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
小豆 | 200g |
砂糖 | 150~200g |
塩 | 小さじ1/2 |
水 | 適量 |
牛乳 | 1カップ |
たかきび粉 | 1カップ |
塩 | 1つまみ |
熱湯 | 50~70cc |
小豆を水洗いし、一晩水に浸しておく。小豆を浸しておいた水と共に鍋に入れ、強火にかける。鍋の水が沸騰したら茹でこぼし(渋切り)、新しい水を加えて中火にかける。
再度沸騰したら火を弱め、途中で浮いてくるアクを取り去りながら、柔らかくなるまで小1時間ほど茹でる。小豆が割れて中がとろけ出すくらいで火を弱め、砂糖を数回に分けて加える。
最後の砂糖を入れたら塩を加えて混ぜ、水分が残る状態で火を止める。
たかきび粉に塩を加え、熱湯を回しかけてヤケドしないように混ぜ合わせる。耳たぶくらいの固さにこねる。
団子を約2cmくらいに丸め、真ん中に指でくぼみをつける。
へっちょこ団子を熱湯で茹でる。湯に入れて浮き上がってきたら、3~5分ほど茹でる。
3のゆるゆるあんこ1.5~2カップを取り分け、牛乳1カップを加えて中弱火で温める。器につぎ、団子を浮かべたら出来上がり。