秘伝豆という名の青大豆

こんにちは、朝市店、店長です。
あっという間に12月ですね。
周りはクリスマスムード一色ですが、
朝市は年末に向けて着々と準備が進んでいます。

すずやでの年末(お正月)仕様の豆といえば
黒豆や小豆、それに東北のおせちに欠かせない
ひたし豆用の青大豆です。
各家庭で味付けは様々ですが、しょうゆベースの調味液に、
ゆでた青大豆をひたして味を含ませることから「ひたし豆」。
おせちの重には、このひたし豆を数の子と和えたものが一品添えられます。
これからの時期、スーパーなどの食品売場でも数の子のスペースに
ひたし豆も一緒に陳列されます。

ひたし豆には青バタ豆が一般的ですが、
今回は青バタ豆に並んで人気のある秘伝豆をご紹介します。

「秘伝」の豆?!

なかなかインパクトのある名前の由来は、
秘伝豆は晩生種の豆で、枝豆での収穫が9月中旬以降、
ほんの短い時期しか収穫できない幻の豆、知る人ぞ知る
枝豆という意味合いから「秘伝」と名がついたとか
甘さ、香り、実の張り、大きさ、味わい、どれをとっても素晴らしい
秘伝の・・・という説など、様々なようです。

乾燥豆になっても味の良さは枝豆の時から劣らず
ひたし豆にしても、もちろん美味しいですが、
店長のオススメは茹でたてをそのまま味わって
いただくこと。大粒でホクホクとしており、甘みとコクがあります。
ちょっぴり塩をふっていただくのもまたシンプルながら
美味しい食べ方と思います。

そうそう、お客様に秘伝豆を使ってお豆腐を作られる方が
いらっしゃいます。すずやメンバーもそのお豆腐をいただいた事が
あるのですが、淡い緑色のおとうふで、濃厚で甘みもあり
何も味つけしなくてもとっても美味しかったですよ!

乾燥秘伝豆のゆで方

・鍋に豆の3倍量の水を入れ、洗った秘伝豆を半日浸し戻す。
・鍋を火にかけ強火で煮て、アクが出たらすくい取る
・沸いてきたら中火程度にし、20分前後で茹であがります。
(柔らかめがお好みであれば5分~10分と茹で時間を追加して下さい)

秘伝豆の茹で立て
・サラダのトッピングやチャーハンの色どりにも合います。

秘伝豆のご購入は
仙台朝市店またはネット店