秋葉原プロジェクトに見る地域活性化

卸町店長の千葉です。

8月も終わりに近づき後1週間となりました。27日に前田敦子が国民的アイドルグループAKB48を無事に卒業しました。これと言った産業が在る訳でもない家電量販店のひしめく街の一角で誕生した地域発信プロジェクトが日本国内に浸透し世界に向けて新たにプロジェクトを発信するというのです。そんな国民的グループが誕生する以前から各地方でその土地を盛り上げようとご当地アイドルなるものが今から約10年以上前に静かなブームを起こしていました。ネットを通じて各地元アイドルの情報を共有するファン等によって地下アイドル専門のHP等も開設されていた時期もありましたね。

ご当地発信アイドルではではありませんが、その地元ならではの食材と言うのが多々存在しています。そんなご当地ならではの食材や郷土料理が全国区に向けて発信されても良いのではないかと話題に取り上げようと思ってます。
ご当地食材に郷土料理
昨今、B級グルメが話題になり、その土地のsoulフードと呼ばれているジャンクフーズだけがひとり歩きをしてしまっているのが否めませんね。焼きそばがうけたかと思えば、富士宮だ横手だ、ご当地焼きそばだと中の具材を変えただけの物が地域発信と言うのは可笑しくはないでしょうかね・・・

本当に地域発信を掲げるなら、地元の食材を使った古くからある郷土料理いわゆるその土地ならではのお袋の味のような物を推進するのが本来の姿ではないかと思うのは自分だけでしょうか?

地元宮城は食材王国と呼ばれていますので宮城を例に出して例えるとします。お米のひとめぼれやささにしきに牛肉の仙台牛は当たり前に全国区にはなっているのにそれ以外の食材の知名度の低さが寂しく感じます。冬が近くなれば仙台では、鍋に欠かせない仙台白菜や仙台ならではの曲りネギがあり、どちらも甘みがあり、生で食べれば一目瞭然、他にも大河原には宮城もち豚と言うのがあり三元豚にも負けない位の肉質の豚肉が存在します。県北に行けば、もっこりニラとよばれているニラがあったり、モロヘイヤの栽培に力を入れている地域もあります。

それらの食材を使った郷土料理が多々あるのに、それが埋もれているのはもったいない気がします。ここ数年で全国的に知名度が広がり、当たり前の様に食されているので沖縄発の苦瓜を使ったゴーヤチャンプルが全国区的に広まり各地で作られて食されているではないですか。けして贅沢な食べ物ではない粗食の代表的な料理が我々の日常で愛されているのです。ですので、似たり寄ったりのジャンクフードをB級グルメとして推進するよりも地域発の食材で作られた郷土料理を発信してこそ第一次産業に携わっている生産者らにも活力になりさらなる開発へ向けての地域活性化にもなるのではないでしょうか。

卸町団地内で見つけた葱畑

卸町団地内で見つけた葱畑