小豆で作るこわめし、お赤飯

卸町店長の千葉です。
ここ最近のネット等に於けるエンタメニュースでは、AKB48の中心人物である”あっちゃん”事、前田敦子のグループ卒業の話題が目につきました。卒業、いわゆる旅立ちという晴れの日に当たるものですね。

 晴れの日の食事そこで仕事柄、ハレとケの食事のハレについてネットにて検索をしてみれば、おせち・すし・菱餅・椀飯・こわめし・伊勢海老・鯛飯などがあがってきました。
おせちにすしは我々、日本人には当たり前になっているのであまりピンとこない面もありますね。逆に伊勢海老や鯛飯となると原料である食材が高価な為か一生の内に何度ありつけるか分からない食事のイメージが強いのではないかと思います。
ということで、こわめしが我々の日常生活の中に根付いているハレの食事ではないでしょうか?こわめしも色々ありますが、やはり晴れの日の食事となれば小豆やささげを使ったお赤飯が日本人のハレに当たる、もっともポピュラーな物かと思います。
赤児が産まれれば、赤飯を炊き、その子供が成長すればするほど学校の入学や社会に出て会社に入社したり成人を迎えたり、結婚式をあげるとなる度にお赤飯を決まって炊きあげてはいませんでしょうか・・・お赤飯、もち米と小豆ないしささげで作る至ってシンプルなこわめしです。作り方は至って簡単で、もち米に軽く煮たした小豆またはささげ豆を加えて蒸し炊きで仕上げるだけのこわめしです。今は、大半の一般家庭では電気釜で炊きあげるのが主流ですので、もち米のみでは仕上がりが粘り気のある物になるためにうるち米を1:2の割合で加えて炊きあげるのが主だっています。このお赤飯も、地方により作り方が異なり様々な顔があります。例えば北海道では、花豆や金時の甘納豆を入れてたく一部の地域があります。東北になれば小豆や金時豆を入れた上に砂糖や食紅を加えて炊く一部の地域がありますね。関東から西の方になれば醤油で炊きあげた醤油赤飯なるものがあるそうです。

晴れの食事をと紐解いては行きましたが、結局、私達の生活に生かされされているのは、形はそれぞれ違えどもお赤飯がハレの食事の代表だと言えるでしょうね・・・

小豆を使用したお赤飯