麦飯は贅沢品

卸町店長の千葉です。

仙台駅東口に、仙台市が管理している図書館があります。
場所柄と施設規模の大きさゆえあまり施設としての存在を
知っている方は少ないと言っても過言ではないかと言える
その図書館につい先ごろ行ってきました。

自分は小さい頃から本が好きでして、暇があると昔から
本屋に行ったり図書館に赴き何かしらの本を読みに行って
いました。そんな図書館で仕事上なんらか役になるのはな
いかと思い眼にしたのが粗食のすすめと言う本でした。

「粗食のすすめ」数年前から話題になっていた本で、東京
農大を卒業された方が筆者でご自身で研究された食文化に
ついて提案されている内容の本で雑穀やスローライフなど
を推進されていましたね・・・

その本の中に、思わずびっくりする様な項目で書かれて
いた記事がありました。何かと言いますと刑務所の食事は
最高だ!みたいな感じで書かれていて、何かと思い読んで
みました。著者がある映画を観る機会がありましてその映
画の中のシーンについて書かれておりました。

著者が観た映画と言いますと某漫画家さんが、ふとした
事で刑務所に入りその時の刑務所暮らしを題材にした漫画
の映画作品でした。筆者が映画の中に幾度か出てきた食事
の場面にすごく興味を惹かれたそうです。

受刑者に扮する役者陣が一律食べている食事の内容物に
スローライフの片鱗を見たとの事、白米(米7に麦3)に僅
かな野菜の煮物に焼き魚とみそ汁がお膳に並べられていた
のが我々、日本人の理想とする食事のあり方だと書いてお
りましたね・・・
昔から刑務所の飯は臭い飯と悪い例えがあるけれど、麦飯
にバランスの良い野菜に魚それと味噌の組み合わせは栄養
の偏りがなく最低限のカロリーを保っているので臭い飯と
言うより贅沢品だと筆者は賞賛されていましたね。

飽食の現代だから食事における栄養のバランスが崩れて
やれコレステロールだの糖尿だとかの生活習慣病に陥りや
すい生活を送っている我々と比べてみると受刑者の方々は
栄養の偏りもなく生活習慣病とは無縁な生活を送っている
とまで書かれておられました。肥満だ糖尿だと気にする人
は刑務所にでも入れば規則正しい食生活が送れるぞとの過
激すぎる文章もありました。

生活習慣病に陥りやすい現代人の食生活だからこそ、も
う一度きちんと見直して見る上で粗食は欠かせないものに
なってきているのでしょうね・・・
これも、前に触れた宮澤賢治の精神につながるひとつなの
かも知れませんね。

粗食とはかけ離れますが他愛も無い雑学をば、日本国内
の受刑者の人らが身に纏う服は灰色の暗い色の作業着です
が、米国の受刑者の方々は日本とは違いカジュアルな装い
で我々が普段アメカジとして身に着けているデニムのダン
ガリーシャツにチノパンが受刑者の纏う服なんですね。

黄金週間に入りましたので、自分の次に投稿する記事は
連休明けに粗食についてさらに掘り下げていきたいと思い
ます。それでは、皆さん素晴らしい休日をお迎え下さい。

粗食のすすめ 他2冊

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です