社員食堂で雑穀

卸町店の千葉です。

今回も粗食のすすめから拾った話題でを元に話を進めたいと思っ
ております。いろいろと参考にさせて頂いている書籍「粗食のすす
め」は、2003年の6月に発行された本なんですが、その中に最近の
サラリーマンの昼食の改善を読み当てた様な話題がありました。

それは、今いろいろと話題になっている社員食堂いわゆる社食の
新しい取り組み方について書かれていた記事がありました。
社食と言いますと、最近は体重計でお馴染みのT社が一般の人向け
に自社の社員食堂で出されているメニューのレシピ本が出版されて
何かと話題になっていますよね。T社の様に社員の健康を考えて、企
業側も食堂のあり方を見直しされ改善している企業が多数増えて、
中小企業に働いているサラリーマンやそれを支えている御家族の方々
にも昼食のあり方について大変参考になっているみたいです。

近年、メタボリック症候群と言う言葉が持てはやされ生活習慣病
に陥る働き盛りのサラリーマンが増えてきている為、企業側でも社
員の健康を気に掛ける処も増え社員食堂の改善に前向きに取り掛
かってきています。

粗食のすすめの中にいち早く社員食堂の改善に取り掛かった一企
業の事が書かれていました。その企業は、大手のタイルメーカーの
I社で1997年の秋から本社を始め17ある工場の社員食堂で「新健康
メニュー」と銘打った取り組みがされたそうです。

その改善されたメニューのポイントは次の6項目だそうです。
1.ご飯は5分づき米で、ひえやあわ等の雑穀を入れて炊く。
2.味噌汁用の味噌は一年以上発酵させた味噌のみ使用で、だしは
天然の物を使用し野菜や海草等の天然の素材を使う事。
3.添加物のないぬか漬けや漬物を毎食添える事。
4.旬の野菜を使った和え物、おひたし、煮物等の和風料理を出す事。
5.魚は、養殖ではない天然の安価な魚を使い、焼・煮・刺身にして
出す事。
6.食膳に添えるお茶は完熟の番茶のみ。
以上がI社の社員食堂のメニューにの決まりだそうです。

これぞまさに粗食メニューだと作者は述べておりました。
この6項目の要素を基本にして調理された物を組み合わせると、多種
多様のメニューが出来るので生活習慣病を気にする中高年の社員や
カロリーを気にする若い女子社員にも好評だとの事です。

この様にI社の様な大手企業が始めた社員食堂の改善が発端となり、
今や社会現象にもなったT社の社員食堂をはじめ、大手企業が社員
食堂のあり方を考えはじめ企業各社が働いている社員の健康管理に
重点を置いた給食の提供を考え歩み出したと言っても過言では無い
かと思います。

自分は、偶然TVで眼にしたのですが、大手の某IT企業さんの社員食
堂では厳選された野菜・肉・魚等の食材を準備し、それを各社員が、
各々に必要に応じ選び自分で自身が食べたい物を食堂のキッチンを使
い料理をして昼飯をとる方式にしているそうです。
この様な形式を執ったので女性社員には大変好評だそうです。
しかし、女性社員には良いのでしょうが、働き盛りの男性社員の中に
は本当に自分が食べたい分を作るのでカロリーオーバー等になる社員
の方もいるのではないかと疑問を感じてしまいます。

何はともあれ、各企業が社員の健康等に気を配り必要なカロリーを
基にした体に良い食事を提供する為の社員食堂の改善に取り組まれ た事は大変に素晴らしい事ではないでしょうかね。
そして、各企業が日本古来の穀物を取り入れての給食づくりをし、社
員ひとりひとりの健康を重んじている事に敬意を表したいと思います。

粗食

 

 

 

 

 

 

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